朝から大きなトレンドニュースが入ってきました。
6月7日朝6:00、共同通信は「日本、中国批判声明に参加拒否 香港安全法巡り、欧米は失望も」との見出しで記事を配信。
「香港への国家安全法制の導入を巡り、中国との関係悪化を避けたい日本が共同声明に加わらず、欧米諸国から失望の声が出ている」との内容です。
報道各社も続々と同じ内容の記事を配信して、ツイッターではトレンドワードに。
この記事に対する大きな批判がネットを中心に展開されています。
また、いわゆる「飛ばし記事」ではないかとの声も。
本当のところはどうなんでしょうか??
6月9日追記・共同通信社の「虚報」すなわちフェイクニュースであると確定しています。↓
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共同通信による「中国批判声明に日本が参加を拒否」報道はフェイク確定!炎上の時系列まとめ
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目次
「中国批判声明」の背景は?
中国は5月28日、香港における国家安全法制の導入を決定。
日本を含む国際社会からの批判を浴びていました。
中でも米英加豪4カ国は強い調子で非難し、台湾とともに最も強硬に反対することで際立った反応を見せていました。↓
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香港国家安全法に対する世界の反応まとめ|アメリカとイギリスは猛反発!日本政府の反応は?
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7日の共同通信社の記事は、この4カ国の共同批判声明に日本も加わることを打診されたとも読み取れます。↓
香港への国家安全法制の導入を巡り、中国を厳しく批判する米国や英国などの共同声明に日本政府も参加を打診されたが、拒否していたことが6日分かった。複数の関係国当局者が明らかにした。中国と関係改善を目指す日本側は欧米諸国に追随しないことで配慮を示したが、米国など関係国の間では日本の対応に失望の声が出ている。(6月7日・共同通信)
「中国批判声明参加拒否」に関するネット上の声
「中国批判声明への参加を日本が拒否」の報道に関して、ネットを中心に、日本政府の対応への批判・非難の声が上がっています。
中国批判声明 に日本は参加拒否って何してるん!香港の民主化を犠牲にしてまで拒否する理由を聞くまで納得できひん。 https://t.co/WSamf0sClr
— KeisukeHonda(本田圭佑) (@kskgroup2017) June 7, 2020
国家安全法を巡り米英などの中国批判声明に日本が「参加拒否した」と共同。中国と関係改善を目指す日本が欧米諸国に追随しない事で「中国に配慮を示した」と。共同電なので事実か否かは不明だが、本当なら天安門事件後と同じ。歴史は繰り返す。安倍"価値観外交"の終焉である。https://t.co/NdIUisFqmm
— 門田隆将 (@KadotaRyusho) June 7, 2020
この期に及んで、まだ中国に気を使うとは何事か‼️日本政府の弱腰な態度に欧米が失望しているようだが、まともな国民はもっと失望してる。否、失望を通り越して怒りさえ感じている。
日本、中国批判声明に参加拒否 香港安全法巡り、欧米は失望も(共同通信)#Yahooニュースhttps://t.co/ybTzLfLfBB
— 不死身の龍馬 (@fujiminoryoma) June 7, 2020
当然ながら、日本政府の弱腰な対応を非難する声がほとんど。
本田圭佑さんの怒りを込めたツイートが印象的です。
「中国批判声明への日本参加拒否」を疑う声
これらの声に対し、性急に政府を批判するのは早いのではないかと慎重な意見も多く見られます。
「複数の関係国当局者が明らかにした」
とりあえず、関係国ってどこの国?
相当な攻防戦はあるはず。中国の属国になるか否か、政府発表を待ちます。
日本、中国批判声明に参加拒否 香港安全法巡り、欧米は失望も | 2020/6/7 - 共同通信 https://t.co/jyzQSV428a
— 清水ともみ (@swim_shu) June 7, 2020
#中国批判声明
あと1週間もすれば本当の事が見えてくる。あまり記事出始めから騒ぐ必要はないかと。どこまでが事実なのかも分かんないし— ぱないの (@6Xyzno) June 6, 2020
中国批判声明はアメリカ、イギリス、カナダ、オーストラリアによるもの(声明の情報が少なすぎるので鮮度はない)欧のEUは参加していない?じゃあ欧米との亀裂て何?この記事疑問点が多い。そして声明に依らない日本の立場についてyesともnoとも書かれていないのだ。まだ声明の肯定だとするのは尚早だ。
— ふぇりー (@L0F37iYLVMPrNAy) June 7, 2020
6月7日現在、まだ外に出ている情報が少なすぎて正確な判断はできないとする声も。
日本政府による正式な発表を待たないと何とも言えないとする冷静な意見も一定数見られます。
「中国批判声明拒否」は飛ばし記事と考える声
さらに、共同通信社による、いわゆる「飛ばし」記事ではないのかと疑う声もあります。
共同通信「日本、中国批判声明に参加拒否 香港安全法巡り、欧米は失望も」「複数の関係国当局者が明らかに」⇒ネットでも賛否別れるが「共同通信だから、飛ばしでないのか?」との意見も
https://t.co/ePFgMFlLRe— 政治知新 (@seijichishin) June 6, 2020
「複数の関係国当局者」にピンときた。
ソースがこれだけなら多分…共同通信の飛ばし記事だと信じたい。
流石にこの状態で日本も「中国との関係改善を目指」していないでしょ。https://t.co/BPJ6CeuPdH— よもぎ@穏健右派/高2 (@YOMOGI_seiji) June 6, 2020
共同通信の「飛ばし記事」ではないかと疑う人々は、一般のメディアよりも「記事の方向性が革新寄り」と認識 しているためと思われます。↓
「かつての同盟通信社の加盟新聞社とNHKの出資によって設立された。〜中略〜配信記事は進歩・革新寄りになっている」(ニコニコ大百科(仮)より)
まとめ
- 共同通信社、「中国批判声明に日本が参加を拒否」と報道
- 報道各社が追随
- ネットを中心に日本政府に対する批判・非難が殺到
- 結論を出すのは性急と慎重な意見あり
- いわゆる「飛ばし」記事ではと疑う声も
6月7日12:00現在、続報はまだありません。
確かに、7日は日曜日。
「習近平首席国賓来日」が事実上の白紙になったと報じられてからまだ時間が経っていません。
明日以降発せられると思われる、日本政府による正式な発表を待ちたいと思います。
追記・7日13:40
産経新聞は、同様の内容の記事を削除したことが明らかになりました。
404Not Foundとなっています。
新たな動きがあればお伝えして参ります。