2020年8月15日の終戦記念日。
安倍内閣の閣僚4人は靖国神社に参拝しました。
終戦の日の閣僚の参拝は2016年以来4年ぶり。
また、何人かの政治家がそれぞれの考えや主義主張に添って行動する日となりました。
今日のことを備忘録として残したいと思います。
目次
靖国神社に参拝した閣僚
8月15日午後16;15現在、靖国神社に参拝した閣僚は以下の4人の方々です。(50音順)
衛藤、高市、萩生田の各氏は私費で玉串料を奉納し、大臣の肩書を記したとされています。(朝日新聞)
靖国参拝した閣僚名
- 衛藤晟一領土問題・内閣府特命担当大臣
- 小泉進次郎環境大臣
- 高市早苗総務大臣
- 萩生田光一文部科学大臣
靖国参拝に関する衛藤晟一担当大臣のコメント
正論→衛藤担当相 靖国参拝「中韓からいわれることではない」 記者に反論 https://t.co/7grkEsjfND @Sankei_newsより
— 高橋洋一(嘉悦大) (@YoichiTakahashi) August 15, 2020
記者団の一部から「中国・韓国からの反発が予想されるが」との質問に対して。
「われわれの国の行事として慰霊を申し上げた。中国や韓国からいわれることではないはずだ。そういう質問のほうが異常だ。こういうことを七十何年間続けてもしようがないのではないか」と述べた。(産経新聞)
そういう質問そのものが異常だとの見解。
確かに、慰霊行事に対して外国にアレコレ言われる筋合いはない気がします!
毎年靖国参拝する小泉進次郎環境大臣のコメント
【終戦の日】小泉進次郎環境相が靖国参拝 閣僚の参拝は4年ぶり https://t.co/pbFNiNPe9T
— Share News Japan (@sharenewsjapan1) August 14, 2020
「平和に対する思い、不戦の誓いは一議員であろうと大臣であろうと変わらない。国のために尊い犠牲を払った人に心からの敬意と哀悼の誠をささげることは当然のことだ」と述べた。(産経新聞)
小泉進次郎氏は毎年終戦の日に合わせて参拝しています。
思えばお父様の純一郎氏もそうでした。紋付はかまで神社に乗り込み参拝したのが印象的でした。
ちなみに、環境大臣が靖国神社に参拝することは極めて珍しいのだそうです。
靖国参拝に関する高市早苗総務大臣のコメント
【閣僚4年ぶり】高市総務相、終戦の日に靖国参拝 https://t.co/1HWJyEGkqg
— Share News Japan (@sharenewsjapan1) August 14, 2020
「閣僚であれ、そうでなくとも毎年お参りをしている」との高市氏。
「国家国民を守るために命をささげた方に感謝の思いを伝えるというのは、一人の日本人として続けていきたい」と述べた。
「国のために命をささげられた方をどのように慰霊をするかというのは、それぞれの国の国民が判断することだ。決して外交問題にしてはいけないし外交問題ではあり得ない」と語った。(産経新聞)
1人の政治家としての想いのこもったコメントですね。
靖国参拝に関する萩生田光一文部科学大臣のコメント
萩生田文科相が靖国参拝https://t.co/RpympZe7mY
「尊い犠牲となられた先人の御霊に謹んで哀悼の誠をささげた。政治家として、恒久平和を次代にしっかりと守り抜いていく不戦の誓いを新たにした」
— 産経ニュース (@Sankei_news) August 15, 2020
「尊い犠牲となられた先人の御霊に謹んで哀悼の誠をささげた。政治家として、恒久平和を次代にしっかりと守り抜いていく不戦の誓いを新たにした」と述べた。(産経新聞)
萩生田大臣は私費で玉串料を奉納しました。
靖国参拝したその他の政治家
自民党の保守派議員を中心に多くの政治家が参拝しています。
靖国参拝した政治家
- 稲田朋美幹事長代行
- 氏が会長を務める「伝統と創造の会」メンバー11人
- 高鳥修一筆頭副幹事長
- 氏が代表世話人を務める「保守団結の会」
- 佐藤正久自民党国防議連事務局長
- 山田宏自民党参議院議員
- 高木けい自民党衆議院議員
75年目の終戦記念日。
伝統と創造の会で靖国参拝しました。
コロナで先が不透明な中、英霊に恥じない政治を行わなければなりません。
先人の命の積み重ねで築いた平和な日本を次世代へ繋ぎ、自由で公平で豊かな日本を創るため、頑張ります。 pic.twitter.com/o4pQtzp5NK— 稲田朋美 (@dento_to_souzo) August 15, 2020
今朝の靖国は早朝から多くの方が、慰霊参拝に訪れておられました。ラジオでも言及しましたが、今年も植村眞久大尉の娘への手紙を読んでから参拝。何度、読んでも涙が出ます。
「素子、父に会いたい時は九段へいらっしゃい。そして心に深く念ずれぱ、必ずお父様のお顔がお前の心の中に浮びますよ」 合掌 pic.twitter.com/Z5Lxtn5aZ3— 佐藤正久 (@SatoMasahisa) August 15, 2020
今朝6時の靖國神社。終戦の日、海軍航空隊の父は厚木飛行場にあった。「数日前にも何機も飛び立ち、一機も帰らなかった」と。偶々父が生き残り私がある。国の為尊い犠牲を払ってくれた方々のお陰で私がいる。私たちがある。総理の靖國神社参拝、今上陛下の御親拝を強く望む。上皇后陛下の御歌に感涙。 pic.twitter.com/2Dbuuiys0k
— 山田宏 自民党参議院議員 (@yamazogaikuzo) August 15, 2020
本日8月15日は、今年も靖国神社参拝→全国戦没者追悼式に。
靖国神社は「保守団結の会」の一員として正式参拝。英霊に感謝と哀悼の誠を捧げ、その後遊就館で、近代から先の大戦までのわが国の歩みを振り返った。一つ一つの展示に胸が詰まり、やはり折に触れ、遊就館には来なければ…と深く反省。 pic.twitter.com/B6QbnYyRxb— 高木けい (@takagikei310) August 15, 2020
安倍晋三首相の靖国参拝に関する対応
首相、私費で「靖国」玉串料 高鳥修一党総裁特別補佐が代納https://t.co/AW5gcvTpcH
首相から「今日の平和の礎となられた戦没者の方々に対して、心から敬意と感謝の念をささげ、御霊の平安と恒久平和を祈ります」とのメッセージを預かった。
— 産経ニュース (@Sankei_news) August 15, 2020
安倍首相は15日、自民党総裁として靖国神社に私費で玉串料を奉納しました。
自身の参拝は見送り、高島修一氏が代納しました。
終戦の日の首相の玉串料奉納は8年連続。
「今日の平和の礎となられた戦没者の人々に対して、心から敬意と感謝の念をささげ、御霊の平安と恒久平和を祈ります」とのメッセージを託しました。
(産経新聞)
ラクダは考える
終戦の日に政治家が靖国神社に参拝することが大きく報道されるようになったのはいつからでしょうか。
本来、慰霊というのは個人的なもののはず。
参拝した、しなかった、それぞれが大きく報道されることそのものが少々、というかかなり違和感を感じます。
安倍首相が靖国神社に参拝したのは2013年12月の一度きり。
終戦の日を避けるなどの配慮をしたにもかかわらず、当時のオバマ政権から「失望」を表明され、世界中から大きな批判を浴びました。
以来、首相は一度も参拝できていません。
‥おかしくないですか?
い〜や絶対おかしい!o(`ω´ )o
日本の政治家が戦争で命を落とした人々の慰霊のための参拝をしただけで外国から批判される。
いつか、この「異常なこと(衛藤大臣)」が修正される日は来るのでしょうか。
そのために私たちは何をすれば良いのでしょうか。
終戦の日、私たち日本人一人ひとりがこの問題を真剣に捉え、少しでも状況がよくなっていくことを心から願っています。