2020年6月、新型コロナウィルス感染拡大が一段落したと思われる時期、「箱根翡翠(東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠)」に宿泊しました。
自粛疲れの反動もあり、「え〜い贅沢しちゃえ〜」というノリで一休.comから何も考えずに高級そうな「箱根翡翠」を選び予約。
6月平日・一泊2食付き1名37,700円、大人2名で75,400円のプランです。
後で知ったのですが、ここ「箱根翡翠」は会員制高級リゾート「東急ハーヴェストクラブ」の中でもさらに高級な「VIALA」シリーズの一つだったのです!
そんなわけで、たまたまではありますが当記事は「高級会員制リゾートホテル体験記」となっております。
目次
東急ハーヴェストクラブの高級リゾート「VIALA箱根翡翠」
箱根翡翠が東急ハーヴェストクラブの施設のひとつと知ったのはカーナビに目的地を入力した時です。
「箱根翡翠」と入力するとダーッと「東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠」と長い名前が表示されました。↑
東急ハーヴェストクラブだったのか〜!!
今まで会員制リゾートというものに縁がなかったので急に妙な緊張感が走ります。
東急ハーヴェストクラブは箱根翡翠の一部(8室)を一休.comなどの一般客向けに卸しています。
会員制リゾートホテルのお試し利用ができるようになっている訳ですね。
ただ一休.comのサイトではそれとは気づきませんでした。
会員制リゾートの一部だとは気づかずに予約をする人は多いと思われます。
会員制高級リゾートはお金持ちの巣窟であり、庶民のラクダ夫婦などは相手にされないのではないか?肩身の狭い思いをするのでは?
などと心配しながら駐車場に入ると、黒服の案内係たちがすぐに出てきてくれました。
名前を名乗ると「ラクダ様ですね、お待ちしておりました」との言葉とともに3人がかりでドアを開けて荷物を預かってくれます。
そのタイミングが素晴らしい。心配は杞憂だったようです。
なおここは鍵を預けて駐車をお願いできる「バレットパーキング」システムではありません。
駐車は主人が自分で、指示されたところに停めました。
ちなみに、駐車場に停まっている車は大きな高級車が多いです。外車で普通という感じ。
国産小型車のラクダ夫婦は、そこは見ないようにしてチェックインへ。
箱根翡翠のチェックインはシッティングスタイル
黒を基調としたシックな通路を抜けてチェックインスペースへ。
普通のホテルによくあるチェックインカウンターはなく、予約者のみが座って担当者と一対一でチェックインをします。
今回予約したのは私なので、主人はラウンジで待機。
ただ、夕食や朝食の開始時間を相方と相談できないのでこれは少々不便かなと思いました。
チェックインが終わるとラウンジにいた主人と合流。
上の図面をさらに詳しくしたようなホテル内のマップを示され、各施設の案内説明があります。
箱根翡翠の施設案内
- 室内着(パジャマ)は室内のみで使用可能
- 大浴場を利用するときは備え付けのバスローブで移動可能
- ロビー、レストラン、ショップなどはバスローブ不可
簡単な説明が終わると部屋へ移動。時節柄、荷物は自分で運びます。(あらかじめ運び入れてもらうことは可能)
箱根翡翠デラックス洋室の室内・アメニティなど
一休.comでは「デラックス洋室」という部屋を予約していました。
室内は広く、ソファがゆったり置かれています。
窓の外のテラスからは中庭の素晴らしい景色を見ることができます。
広さは64㎡。部屋の入り口に浴室と洗面スペースがまとまって配置されています。
風呂は「温泉バスルーム」と名付けられ、内風呂ではあるもののボタン一つで石のバスタブに温泉が満たされます。
アメニティはこんな感じ。
左側は部屋にもともと置いてあるもので、籠の中には持ち帰り可能なセットがペアで用意されていました。
「Ren」というブランドで量もたっぷり。
シャンプー、トリートメント、シャワージェルのほか、男性用はヘアトニック・ヘアジェルなど、女性用はメイク落としなどのクレンジング用品とスキンケア用品がセットされていました。
肌のお手入れ用品は特に持参する必要はなさそう。
ターンダウンのサービスがないため、ベッドは簡易メイキングです。
ベッド上に見えるのがバスローブ。
室内着は見えないところに置いてありました。
また、室内用のスリッパの他にサンダルが別に用意されています。
サンダルは大浴場に行くときに便利。
テラスから見た景色。
鳥の声と虫の声、そしてどこからともなく聞こえる爽やかなせせらぎの音。
あちこちで小さな滝が水の音を奏でているのでした。
これぞ命の洗濯。
部屋の広さ、ゆとり、アメニティ、備品、雰囲気など、どれをとっても高級リゾートにふさわしいたたずまいといえるでしょう。
箱根翡翠の大浴場
(写真は公式サイトより)
脱衣所は広くゆとりがありました。
コロナウィルス対策で半分の脱衣スペースしか使えないようになっていましたが、まだ空いておりほとんど人がいませんでした。
お風呂は屋内、露天ともに充実しています。
露天風呂は何種類かあり、1人用のタコツボのようなお風呂がなかなか快適。
お湯はやや熱めでトロリとした感触で、少々硫黄の匂いがしますがいかにも温泉という感じがして私は好きです。
大浴場にはシャワーキャップ、ヘアゴムはじめほとんどのものが揃っています。
助かるのは、タオル、バスタオルともに大浴場備え付けのものが豊富に置いてあって、部屋から持ち出す必要がないこと。
最近はそれなりのお値段の旅館でも、エコロジーの観点から部屋のタオルを浴場に持っていかなければならないことがありますが、ここではその必要はありません。
濡れたタオルを持って館内を移動するのが気になる方にはおすすめのポイントです。
箱根翡翠の朝食
食事は「一遊」という和風レストランでとります。
ディナーについては別記事でご案内するとして、ここでは朝食メニューを。
コロナウィルス対策でビュッフェ形式ではなく定食メニューでした。
チェックインの時に和食か洋食か選んでおきます。
ラクダ夫婦がお願いしたのは洋定食。
小カップに入っているのはミニトマトスープです。
ヨーグルトには3種のジャム。サラダのドレッシングは選べます。
当然卵料理のスタイルも選べます。上はオムレツ。
他に目玉焼き、スクランブルエッグもチョイスできます。
かかっているのはケチャップではなくトマトソース。トマトの香りが漂います。
ひとつひとつに手をかけて作られていてどれも実に美味しい。
ビュッフェ形式だとつい食べ過ぎてしまうので、この定食方式はとても良いと思いました。
まとめ
- 箱根翡翠は会員制リゾートホテル「東急ハーヴェストクラブVIALA箱根翡翠」であった
- ハーヴェストクラブ体験のためのお試し利用が可能
- バレットパーキング、ターンダウンサービスはなしで気楽
- 客室は広くアメニティは豊富、庭園の雰囲気など高級リゾートにふさわしいたたずまい
- 大浴場も充実。タオルを持ち歩く必要なし
- 朝食はビュッフェ形式ではないが美味しくてヘルシー
ラクダは考える
何気なく予約したホテルが高級会員制リゾートだったというのは初めての体験でありまして、色々と興味深かったです。
会員制リゾートとはいっても通常のホテルや旅館とそれほど変わりませんが、少々勝手の違う部分もあり、それは別の記事にまとめたいと思います。
箱根翡翠は、極めて雰囲気の良いリゾートホテルです。
お値段は記事の最初にご案内したように、一泊2食付き大人1名37,700円。(一休.comから予約)
決してお安くはありませんが目の玉が飛び出るほど高価ということもありません。
スペースにゆとりがあるのでコロナウィルス対策もしっかり。日にちや曜日を選べばむしろリーズナブルともいえます。
サービスは洗練されていて過不足なく押し付けがましくもなく、実にくつろげるものでした。
一休.comは、コロナウィルスで打撃を受けた観光業界を政府が支援する「Go To キャンペーン」事業に参加しています。
この機会にぜひご利用してみてはいかがでしょうか。
一休.comのサイトはこちらから↓
この心地よさが箱根翡翠特有のものなのか、それとも会員制リゾートとはこのようなものかはわかりません。
が、今回の体験に触発されて「会員制リゾート」というものに俄然興味がわいてきました。
色々と調べてみようと思い立ったラクダであります。
するとさっそく、こんなプログラムを見つけました。
こちらのサイトでは、2020年9月5日までの期限付きで会員制リゾートの宿泊体験キャンペーンを実施中。↓
平日なら、ご夫婦でわずか500円から別荘オーナーの体験ができます。(1泊2食付き)
箱根をはじめ、那須、南房総、軽井沢など各地で体験宿泊が可能。
体験したからといって入会を強制されることはありません。
この機会にぜひお試し下さい!
箱根翡翠のメインダイニング「一遊」のディナーメニューについてはこちらの記事に詳しいです。↓
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箱根翡翠の和食レストラン「一遊」レビュー|会席コース「いち遊」メニュー詳細とお値段は?
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