2020年10月10日夜9時、フジテレビの土曜プレミアム枠でアニメ「鬼滅の刃」が放映されました。
当ブログの管理人ラクダはそれを初めて視聴。正真正銘の初見です。
早くも「令和を代表するアニメ」との呼び声高いこの作品。
社会現象とまで言われながら、ラクダはここまで原作マンガともアニメとも無縁で過ごしてきました。
が、ここへきての地上波放映。もう観るしかない。
というわけで、いい歳をした「鬼滅の刃」初心者おばさんによる感想考察を、備忘録として記しておきたいと思います。
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目次
「鬼滅の刃」初見の管理人の知識レベル
管理人ラクダの「鬼滅の刃」に関する知識がどの程度のものか。
そのスペックは以下の通りです。
鬼滅の刃への予備知識
- 鬼が出てくる和風ファンタジー作品
- 主人公の名前は「すみじろう」ではなく「たんじろう」と読む
- 男の子なのにイヤリング(ピアス?)をしている
- よんどころない事情で
身体を持っていかれた鬼にされた妹の名前は「ねず子」 - 日本人なのに金髪だったりなぜかイノシシの顔をしていたりする仲間とともに戦うバトルマンガ
失われた弟の身体を取り戻すために旅をしている- 妹を人間に戻すために戦っている
少しハガレン(鋼の錬金術師)とごっちゃになっています。
これから視聴が進むにつれ、この無知は解消されていくことでしょう。
アニメ「鬼滅の刃」第一夜「兄妹の絆」の初見感想
この先、ネタバレが含まれます。
映像の美しさ
まず驚いたのはその映像の緻密さ、美しさ。
テレビアニメの第1話〜5話までを編集したものと聞いていましたが、これはテレビアニメの域を超えていると感じました。
今まで観たどのアニメよりも見事。
冒頭のシーン、雪をかき分けながら禰豆子を背負って走る炭治郎の足にまとわりつく、雪の重さや質感までが伝わってきます。
その次のシーンで描き出される凄惨な光景も実にリアルで、兄妹に課せられた残酷な運命を象徴するかのようでした。
他にも深い森の情景、いろりに燃える暖かな炎、この世のものでない少年少女たちの持つ不思議な透明感。
光る日本刀の刀身も、水のエフェクトも、どれをとっても素晴らしい。
日本のテレビアニメが到達した、ひとつの境地といえるのではないでしょうか。
映画的な手法
いわゆる「カメラワーク」というのでしょうか。
よく映画で使われる映像手法が巧みに使われていました。
例えば、炭治郎の不安定な視点と心情を表すように揺れる風景、投げられてクルッと廻る景色。
手前にあるものを大きく見せる遠近感、霧の中に溶けるように消えていく人物。
それらが独特の「間」をもって表現され、作品に奥行きを与えているかのようです。
この作品に子どもよりも先に大人がハマった理由は、サスペンス映画のような独特の画面の使い方・見せ方にも秘密があるのではないかと感じました。
効果音と音楽
効果音もすごいです。
様々な武器が出てきますが、それが刀なのか、斧なのか、木刀なのかで少しずつ音が違いました。
またここには書きにくいですが、残酷な描写のところの音がまたリアルで本当に痛そう。(;´д`)
さらに音楽が素晴らしい。
和風のメロディをオーケストラのような重厚感のある音にのせて、さらに要所に人の歌声を取り入れた、印象的な音楽群。
それにより、異世界のように神秘的な世界観を表現していると感じました。
‥それにしてもどこかでこれに似た雰囲気の音楽を聴いたよな、と思ってググると。
作曲者の梶浦由紀氏はNHKの歴史情報番組「歴史秘話ヒストリア」のテーマを作曲した人だったのですね!
なるほどです。
映像だけでなく、音や音楽もしっかりと練られているからこそ、「鬼滅の刃」は魅力的なのでしょう。
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「鬼滅の刃」初見者の気づき
視聴して気づいたポイント
さて、ここからは「鬼滅の刃」第一夜「兄妹の絆」すなわち、物語序盤の設定についていくつか気づいたことを挙げてみます。
なおアニメはほぼ原作を踏襲しているようなので、「鬼滅の刃」という作品そのものの序盤の感想となります。
気づきポイント
- 少年マンガとしての型を踏襲・主人公らしい主人公
- 物語の序盤としては特別目新しい要素は見当たらない
- 伸び縮みできるヒロイン
- キャラの名前がやたら難しい
少年マンガの王道
ヒットする少年マンガ作品というのは、ある「型」を持っているものが多いです。
「ワンピース」然り、「ハガレン」然り。「進撃の巨人」は終盤になって違ってきていますが序盤はやはり「型」を踏襲していました。
「型」なので、どうしてもある程度は似ている部分があるのは否めません。
それは決して悪いことではなく、優れた作品につきものの約束事というかルールのようなものではないかと思います。
「鬼滅の刃」もその例に漏れず、見事なほどに「型」を受け継いでいます。
- 主人公は目が大きくて可愛い系イケメン。心優しくコミュ力高い
- 家族と幸せに暮らすがある日それが崩壊
- 失われた〇〇を求めて旅に出る
- 運よくものすごく親切な師匠と出会い、無料で色々教えてもらう
- 上から目線の兄貴格キャラ出現
- 小ボス・中ボスを倒しながらレベルアップ
みんな、この手の物語は大好き。安心してその世界に浸ることができますから。
このように「鬼滅の刃」1話〜5話の総集編たる「兄妹の絆」の設定には、少年マンガとして、特別目新しい要素は発見できませんでした。
まさに物語の序盤であり、これからが本番ということなのだろうと思います。
変わっているポイント
そうはいっても、変わっているなと思ったポイントはあります。
①まずはヒロインが伸び縮みできる特殊体質を持っている。これは新しいかも。
あと、彼女が口にずっと何かをくわえたままというのも珍しいです。
あれは何なのでしょうか。説明があったっけか‥。
②キャラの名前がやたらと難しい。
「禰豆子」を筆頭に難しい名前のオンパレード。
天狗のお面の師匠が「鱗滝」氏というのはやっと覚えましたが、刀鍛冶のひょっとこ氏の名前が出てきません。
いきなりキレて「生殺与奪の権ガー」と言い出したお人は「富岡製糸場の富岡」氏と覚えました。
今からこれでは先が思いやられます。
③各キャラによる説明・解説が詳しい
たまたま字幕を入れながら視聴していたのですが、あらゆるキャラによる説明・解説がとても詳しいです。
富岡氏の説明などは特に長くて、学校の先生になっても良さそう。
敵である手鬼くんや、お堂で戦った名もない鬼の男性の説明・解説も割と親切でした。
現代の子供たちが通う学校の先生方も、これほどわかりやすく論点を整理して説明してくれたら、さぞかしみんなの学業も捗ることでしょう。
「鬼滅の刃」初見の疑問点
「鬼滅の刃」初見の初心者ですので、疑問点が大量に出てきております。
疑問点
- なぜ炭治郎の顔には火傷の跡があるのか
- なぜ男の子なのにピアス(イヤリング)をしているのか
- 鬼になってもペラペラしゃべるヤツがいるのに禰豆子が喋れないのはなぜか
- 最終選考に残ったのは4人と見えるのに後ろ姿の男性が5人と言っていたのはなぜか
- 金髪おかっぱの少年だけはカラスでなくスズメが配置された理由
- 日輪刀なのに炭治郎の刀の色が黒いのには意味があるのか
キリがないのでこの辺で。
巨人になると知性を失う‥のとは関係なく、鬼になっても知性を失わずペラペラ喋っている人々(?)と禰豆子のように喋れなくなるタイプとがいるようです。
なぜなのでしょうか。
また炭治郎の顔の火傷と変わったイヤリングにも意味があるのに違いありません。
金髪少年(娘によるとぜんいつという名前らしい)はあんまり強そうに見えませんが、選考に残ったということはああ見えて強いのでしょうかね。
あとは可愛い女の子と今風のキレる若者。
確かに少年マンガとしては4人は中途半端。そのうちどこからか5人目が出てくるのに違いありません。
お屋敷に住んでいるらしい後ろ姿だけの男性も気になります。
これから次々と謎が明かされていくと思うと楽しみです。
まとめ
ずっとご縁がなかった「鬼滅の刃」を視聴することができてよかった(^○^)
関東地方ローカルでは、これから毎日深夜24:25〜24:55までアニメを1話ずつ再放送の予定。
17日土曜日放映予定の名高い「那田蜘蛛山編」につながる予定とのこと。
まだ物語の序盤であり、本編はまさにこれから始まるところなのでしょう。
これからは欠かさずウォッチしていきたいと思います!
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