2020東京都知事選挙への立候補へ意欲を見せるホリエモンこと堀江貴文氏。
5月20日のスポーツ報知は、「堀江氏の立候補がほぼ確定」と報道しています。
堀江氏は、30日発売予定の著書「東京改造計画」を、マニフェストとだとしてしきりにアピール。
その刺激的な中身がわかってきました。
目次
ホリエモンの「東京改造計画」とは
堀江氏の著書「東京改造計画」は、5月30日に幻冬舎(NewPicks Book)から発売されます。
「東京都への緊急提言」として、37項目を提案。
その一部が編集者のツイートから確認できます。↓
コロナで書店が閉まったりしてる中、発売前に2万部重版決定。
5万部突破。
これはほんの形をしたマニフェストです。東京改造計画(NewsPicks Book) 堀江 貴文 https://t.co/C23MHBQVPM @amazonJPより pic.twitter.com/FqZFBn7iLa
— 箕輪オンライン厚介 (@minowanowa) May 19, 2020
「これはほんの(本の)形をしたマニフェスト」とのこと。
一体どんな内容なのでしょうか?
マニフェスト「東京改造計画」の刺激的な中身
「東京都への緊急提言37項」の中から特に刺激的なものを書き出してみました。
第一章◎経済
- ④満員電車は高くする
- ⑤切符も改札機もなくす
- ⑥現金使用禁止令
- ⑦東京メトロと都営地下鉄を合併・民営化する
- ⑧Uber解禁
- ⑩江戸城再建
- ⑮オリンピックはリモート競技に
第二章◎教育・社会保障
- ⑰紙の教科書廃止
- ⑱学校解体で子どもの才能を解放する
- ⑳大麻解禁
- ㉑低容量ピルで女性の働き方改革
第四章◎都政
- ㉘QRコードで投票できる
- ㉚都職員の9割テレワーク化
- ㉛都職員の英語公用語化
- ㉜東京都をオール民営化
‥いかがでしょうか。
ずいぶんと思い切った提言が並んでいます。
どう考えても「イヤイヤ無理でしょ」というものもありますが、思わず気になる項目ばかり。
当然、反応は様々です。
「東京改造計画」ネットの反応
やばい。超面白そう。
堀江さん@takapon_jp の本ってなんだかんだ結局毎回読んでしまうんだよなぁ。#東京改造計画https://t.co/WJTuqgt0xf— mk_g (@mk_g33) May 19, 2020
https://twitter.com/itsmikine/status/1262745369709969409?s=21
ホリエモンを支持します。
頑張れ!>実業家の堀江貴文氏(47)が東京都知事選(6月18日告示、7月5日投開票)への出馬を検討
スポニチ、2020年5月22日付https://t.co/YtFGMREtoA…#ホリエモン@takapon_jp
東京改造計画
コロナ時代の新しい首都のカタチ pic.twitter.com/khMCAh6U2z— 北島英之 (@Kitajima_Hidex) May 22, 2020
熱烈に賛成している人がけっこういますね!
もちろん反対意見も。
堀江貴文の東京改造計画を見たけど酷いなこれ…。
マトモな政策がほとんど無い。 pic.twitter.com/mWCI74a69c
— 大神ひろし (@ppsh41_1945) May 22, 2020
"〈コロナ時代の首都の新しい形〉として満員電車は値上げ、江戸城再建、大麻解禁、東京都のオール民営化など37項目、500ページに及ぶ大胆な“マニフェスト”を提言する"
— 琉牛牛 (@ryuryukyu) May 20, 2020
熱烈賛成派と、絶対反対派にきれいに分かれている印象です。
それくらい大胆かつ刺激的ということですね。
「東京改造計画」にマスコミも興味津々
5月22日のスポニチでは、いくつかの項目についてわかりやすく解説しています。
例えば、小池百合子都知事が掲げた満員電車をなくす公約。この問題は「簡単に解決できる。満員になる時間帯の乗車券を高く設定すればいいだけのこと」。道路の「渋滞ゼロ」も混雑時に料金を上げればいいとする。(5月22日スポニチ)
そういえば、小池さんが「満員電車をなくす」ことを都知事選の公約として掲げていたことがありました。
これについては「混雑する時間帯の乗車賃を高くすれば良い」と言っているわけですね。
確かに、社員の交通費を節約したい企業経営者はすぐに時差出勤を導入するかも。
「現金使用禁止令」は感染症対策になるだけでなく裏社会への金の流入も防ぎ、切符も改札もなくしてICカードを持っていない人は「基本的に電車に乗れないようにすればいい」。都職員の9割をテレワーク化し、巨大な都庁舎は「廃止して民間企業に貸し出すか売却」と合理化を追求した実践策が次々と挙げられている。(同)
「巨大な都庁舎は廃止して民間企業に貸し出すか売却」‥。
これはものすごい提言です。
でもあの都庁舎のために高額の地方税を支払っている都民の皆さんのご意見やいかに。
とはいえ、提言として興味深いものであることは間違いありません。
ラクダは考える
ホリエモンこと堀江貴文氏が今回の都知事選挙告示直前に繰り出す「東京改造計画」には、正直実現不可能な項目も多くみられます。
「都庁売却」といっても、どこの誰がこのご時世にあんな巨大なものを買えるんでしょう。
外国企業などに叩き売られる未来がよぎります。
また「現金使用禁止令」だとスマホなどを持たないお年寄りはすぐに困ってしまいますし、「学校解体」をすれば「子どもの才能が解放」されるというのも短絡的です。
ただ、それでも東京都という巨大な自治体への提言という形をとって、衆目の関心を集めることで何らかのメッセージを出そうとしているのはみて取れます。
そのメッセージを「単なる売名行為」とみるか、「都政を通してこの国のありようを根底から変えたいとする熱い思い」とみるか、人によって大きく評価が分かれるものと思います。
無風と言われた2020東京都知事選挙に投げかけた「東京改造計画」。
ぜひ一読して、私たち一人ひとりが「この国のあり方」を考える契機としたいものです。
ここまでお読み頂いてありがとうございました。
追記・5月25日
N国党首立花孝志氏がツイッターで「ホリエモン新党」を立党したと言明しました。
本日
【ホリエモン新党】
を立党しました。
代表者は私立花孝志
目的は、東京改造計画【東京都への緊急提言37項】の実現です。
明日14時〜東京都庁記者クラブで記者会見を行います。— 【NHKから国民を守る党党首】&【ホリエモン新党代表】 元国会議員ユーチューバー 立花孝志 (@tachibanat) May 25, 2020
明日26日東京都庁記者クラブで記者会見とのこと。
要注目です!