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川勝平太氏のプロフィール|リニア反対が旗印!2021年静岡県知事選挙4選を狙う現職の評判は?(加筆あり)

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川勝平太氏のプロフィール|リニア反対が旗印!2021年静岡県知事選挙4選を狙う現職の評判は?(加筆あり)

任期満了に伴う2021年静岡県知事選挙は、6月3日告示、20日投開票。

現職の静岡県知事、川勝平太氏は早くから知事選への立候補を表明しています。

 

川勝氏は昨年、JR東海社長の金子慎氏と会談し、工事が中断されていたリニア中央新幹線の静岡県内工事準備について意見を交換。

川勝氏は会談後の記者会見で、大井川の環境問題を理由に「建設は認められない」と明言しました。

これにより、リニア中央新幹線の27年開業は延期がほぼ確定しました。

 

鉄道ファンだけでなく、日本経済の活性化にもつながると期待されていたリニア中央新幹線。

それに対し、「大井川の水は一滴たりとも渡さない」と強硬な川勝氏。

なんともガンコに見える現職・川勝平太氏とは一体どんなお方なのでしょう。

また、彼は地元ではどのように評価されているのでしょうか?

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川勝平太氏のプロフィール

出生と学歴

1948年8月16日 大阪府生まれ
京都市立富有小学校(現・御所南小学校)入学
京都市立衣笠小学校卒業
京都市立衣笠中学校卒業
1967年 私立洛星高等学校卒業
1968年4月 早稲田大学第一政治経済学部経済学科入学
1972年3月 同大学学部卒業
1975年3月 早稲田大学大学院経済学研究科修士課程終了
1975年4月 早稲田大学大学院経済学研究科博士課程理論経済学・経済史専攻入学
1982年3月 同単位取得満期退学
1985年10月 オックスフォード大学大学院修了  D.Phil.( Doctor of Philosophy)

以上が川勝平太氏の学歴です。

私立洛星高等学校は、京都のカトリック系中高一貫の男子校。

2020年の偏差値は69(高校偏差値.net)で、東京大学や京都大学に多くの合格者を出す進学校です。

 

直近の早稲田大学政治経済学部の偏差値は70。

卒業生として、政治家では91代内閣総理大臣の福田康夫氏、元自民党総裁の河野洋平氏、95代内閣総理大臣の野田佳彦氏を輩出。

自治体首長では川勝氏のほか神奈川県の黒岩祐治氏、元大阪市長の橋下徹氏、元千葉市市長で2021年千葉県知事選挙に当選した熊谷俊人氏が卒業生です。

 

川勝平太氏は、早稲田大学の博士課程を単位を取得した上で満期退学しています。

「満期退学」とは聞きなれない言葉。

これは、大学院の博士課程において必要単位を取得することはできたけれど論文審査をパスしなかったために退学したことを意味します。

なぜそうなったのかは不明ですが、優秀な川勝氏のことですから、何かしらの理由があったのかもしれませんね。

経歴

川勝平太氏は大阪の生まれで、小学校入学から高校を卒業するまでは京都市に。

また卒業したのは早稲田大学であり、その後はオックスフォード大学に留学と、静岡県とは縁のない半生を過ごしてきました。

1975年4月 早稲田大学政治経済学部助手
1982年4月 早稲田大学政治経済学部専任講師
1984年4月 早稲田大学政治経済学部助教授
1990年4月 早稲田大学政治経済学部教授
1998年4月 国際日本文化研究センター教授、国立民族学博物館地域研究企画交流センター客員教授
1999年 小渕内閣「21世紀日本の構想」懇談会委員
2006年 第一次安倍内閣 教育再生会議委員
2007年 静岡文化芸術大学学長、国際日本文化研究センター客員教授、安倍内閣「美しい国づくり」企画会議委員
2009年6月5日 静岡文化芸術大学学長を辞職・静岡県知事選挙への立候補を表明
2009年7月 静岡県知事選挙に当選・静岡県知事に就任
2009年9月 静岡文化芸術大学理事長に就任(2010年3月まで)
2010年11月 静岡文化芸術大学名誉教授就任

またこの間、多くの役職を務めています。主なものを記します。

  • 読売新聞社読書委員(1994年)
  • 経済企画庁・経済審議会国民生活文化部会委員(1999年)
  • 農林水産省・農林水産政策研究所参与
  • 京都市社会教育委員会議第27期委員(2005年)
  • アジア平和貢献センター理事
  • 静岡県学術委員会委員(2007年)
  • G8サミット・日本国開催記念特別事業実行委員会副委員長(2008年)
  • 静岡県地球温暖化防止活動推進センター・STOP温暖化アクションキャンペーン実行委員会2010名誉委員長(2010年)

まだまだありますがキリがないのでこの辺で。

 

川勝氏の経歴を見る限り、やはり静岡県との関係性が深いとはいえません。

はじめて経歴上に「静岡」の文字が出てくるのが2007年とわずか14年前であり、そのすぐ2年後には静岡県知事選挙に当選、就任しています。

よほど、静岡県の有権者の心に訴える何かを持っていたのでしょう。

2009年静岡県知事選挙出馬の経緯

  • 2009年、紆余曲折の末当時の民主党・社会民主党・国民新党の推薦で静岡県知事選挙に立候補を表明
  • 自民党・公明党が推薦した坂本由紀子氏に約15000票差で辛勝・静岡県知事に就任
  • 2013年6月の知事選挙で2期目当選
  • 2017年6月の知事選挙で3期目当選

紆余曲折というのは、2009年の知事選挙では出馬に関しての発言がコロコロ変わったという経緯があるからです。↓

5月に自由民主党と民主党の相乗り候補として出馬要請→「私の身は理事長に預けてある。99.99%ないと思う」→超党派の議員から再要請→固辞→自民党県議ら離脱→さらに二転三転→民主党・社会民主党・国民新党の推薦で知事選挙立候補表明。σ(^_^;)

色々と、悩んでいたのかもしれませんね。

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川勝平太氏のエリート意識

川勝平太氏は、ご自身の学歴や経歴に対して強い自信を持っており、時折、鼻持ちならないエリート意識の漂う発言をすることがあります。

対 県議会議員

2019年12月、JR東静岡駅近くに県立図書館を含む複合施設「文化力の拠点」を整備する構想をめぐる面談の席上。

構想に反対する県議に触れて「県議会にはヤ◯ザもゴロ◯キもいる」「反対する議員は文化力がない」などと発言し、公開質問状を受けるハメに。

最終的に不適切な発言があったことを認め、陳謝しました。

対 菅義偉首相

記憶に新しいのは2020年10月の知事定例会見。

日本学術会議が推薦した会員候補106人のうち、6人の任命を政府が拒否した問題で、菅義偉首相に対し以下のように発言し痛烈に批判しました。

「菅義偉という人物の教養のレベルが露見したのでは」「(菅首相は)学問をされた人ではない。単位をとるために大学を出られた」。

さらに、「こういうことをすると、自らの教養が露見しますと、教養の無さが、ということについて(アドバイスをする人がいなかったことが)残念」と畳み掛け、ネットを巻き込んで大炎上しました。

 

いずれも川勝氏の強烈な「エリート意識」を物語るエピソードです。

特に、働きながら苦労して大学を卒業した経歴の菅首相に対する発言は、個人への誹謗中傷にあたるとして各方面から批判が噴出。

最終的に事実認識に誤りがあったとして撤回、陳謝に追い込まれました。

苦労人・菅義偉総理の経歴はこちら↓

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川勝平太氏の地元での評判

さて、12年もの間、県知事として静岡に君臨し続ける川勝平太氏。

地元での評判はどんなものでしょうか。

 

ツイッター上の様々な声をランキングとしてまとめたサイト「ついラン」で、川勝知事のリニア問題に関する反応を調べてみました。

大井川用水を利用する側からしてみたら本当に生活に支障をきたす問題だから慎重に協議して頂きたい

住民の命の水を守ろうとする静岡(県)知事の真剣さが伝わる

特に地元の人々らしいいくつかの声が、リニア建設に反対していることがわかります。

川勝氏の「リニア建設は認められない」との明言は、確かに一部の地元の人々の声でもあるのですね。

 

ただ、地元からも不満が出ているとの指摘もあります。

静岡県の主張は、正論のように思える。

しかし、「湧水全量を戻す」点にこだわるのは、渇水時の心配ばかりして、増水時の危険性を考えていないように思えてならない。一般に、トンネル工事で発生する湧水は、その工事による河川の減水分より多い。そのまま地中に留(とど)まる水もあれば、水脈をたどって山梨県や長野県に流れている水もあるからだ。(2019年10月2日・IT mediaビジネスONLINE)

地元には大井川の水量が増えすぎることを懸念する意見もあるということですね。

記事の引用元はこちら↓

静岡県知事の「リニア妨害」地元からも不満噴出の衝撃

川勝平太氏の評判

ネットでは川勝氏に対して批判的な声が大きいようです。

「頼むぞ、静岡県民!」という切実な声もありました。

まとめ

  • 2021年静岡県知事選挙に現職の川勝平太氏が立候補表明
  • 川勝氏はリニア中央新幹線に対し一貫して反対の立場
  • 地元ではリニア反対に一定の支持あり
  • 逆に大井川の水量が増えすぎることを懸念する意見も
  • 川勝氏は昨年、菅首相に対し学歴差別的な発言をしたとして陳謝
  • ネットでは川勝氏に対し批判的な声が多い

ラクダは考える

環境問題は複雑です。様々な事象や意見が絡み合い、現時点でははっきりとした結論は出ないこともしばしば。

県民の水資源を心配する知事の態度は自治体の長として理解できる部分もありますが、ことはすでに静岡県だけの問題ではありません。

 

リニア中央新幹線は、品川〜名古屋間(285.6km)を最短で40分で、品川〜新大阪間(438km)を最短67分で結ぶ計画です。(msn news)

この計画が実現すれば、首都圏・中京圏・近畿圏が通勤圏となって、日本人口の半数を超える約7000万人の巨大都市圏(スーパーメガリージョン)が誕生する。巨大都市圏は世界をリードする経済圏となり、経済効果は地方にも波及すると期待されている。(2019年10月9日・ニュース)

なんとも夢のある計画ではありませんか。

 

もちろん実際は、この青写真のようにいかない可能性もあります。

特に新型コロナウィルスの影響により、今までのようには人の移動が起こらず、試算通りにはならないという意見はかなりありました。

中には、「これからの日本は衰退する一方なのだから、そんな贅沢なシステムは必要ない。貧乏国に相応しく、慎ましく暮らせばよいのだ」などという悲しくなるような意見も。

 

私はそうは思いません。

日本人は昔から汽車や電車のような乗り物が大好きで、日本中に網の目のように鉄道を張り巡らせてきました。

狭い国土のこの国にとって、それらはただの「環境破壊」だったのでしょうか。

そんなわけないですよね。

遠く離れた地域と結ばれることで経済が活性化して、地域が発展してきたことは間違いありません。

 

リニア中央新幹線は、なんとなく元気のない今の私たちに夢を与えてくれる大きなプロジェクト。

川勝氏が心配する大井川の環境問題も、日本の技術力でクリアできるはずです。

遠くない未来に、ぜひともリニア中央新幹線で東京から大阪まで一気に旅をしてみたいものです♪( ´▽`)

 

そんな夢のあるプロジェクトが、学者出身のエリート現職知事の意向ひとつで潰えてしまうのは残念でなりません。

このまま、リニア中央新幹線は幻と消えてしまうのでしょうか?

これからも注視して参りたいと思います!

 

川勝知事との事実上の一騎打ちが決まった、自民党推薦の岩井茂樹に関する記事はこちらです↓

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