任期満了に伴う2020年富山県知事選挙の日程は、10月8日告示、25日に投開票と決定されました。
現在のところ、5選を目指す現職の石井隆一氏(74)と、新人で日本海ガス前代表取締役社長の新田八朗氏(61)の2名が立候補を表明しています。
今年1月の時点で2人とも自民党県連に推薦依頼を出しており、2020年の富山県知事選は保守分裂選挙となることがほぼ確定しました。
目次
富山県知事選挙立候補者の顔ぶれ
8月27日時点での富山県知事選挙への立候補社の顔ぶれは以下の通りです。
立候補者の顔ぶれ(50温順)
- 石井隆一(イシイタカカズ)74歳 現職・知事
- 新田八朗(ニッタハチロウ)61歳 新人・日本海ガス前社長
石井隆一氏
現職の石井氏は5選目を狙います。
前回までの知事選挙では2位の候補に圧倒的な差をつけて当選してきました。
今回の保守分裂選挙での戦いぶりが注目されます。
新田八朗氏
新人の新田氏は、前北海道知事・高橋はるみ自民党参院議員の実弟で日本海ガスの前社長を勤めた人。
知名度も高く、現職の優位を崩せるかが焦点です。
富山県知事選挙における自民党の動き
自民党市連の対応は現在のところ割れています。
- 2019年10月、自民党富山県連は2020年知事選挙の分裂回避を明記(北日本新聞社)
- 2020年6月6日、自民党富山県連が現職の石井氏を推薦することを決定(日本経済新聞)
- 6月14日、自民党高岡市連は全体役員会で県連と同じく現職の石井氏の推薦を決定(富山テレビ)
- 6月20日、自民党富山市連は富山県知事選に対し事実上の自主投票を決定(FNNプライムオンライン)
地元の新人を推す声も多く、一時は現職以外の候補を求める意思表示をしていた富山市連。最終的に富山市連としての基本方針は「県連の決定に従う」ものの、投票については「各支部の判断に委ねる」玉虫色の結論となりました。(6月22日・FNNプライムオンライン)
秋の県知事選を巡り、自民党富山市連は20日、現職の石井隆一氏(74)=4期、富山市宝長=を推薦した県連の決定を強制せず、事実上、自主投票を認めることにした。各支部の幹部らを集めた総務会で、〜中略〜新人で日本海ガス前社長の新田八朗氏(61)=同市千石町=を支持する声が相次ぎ、市連としては県連に従いつつも活動方針や投票先は各支部や党員の判断に委ねることで収めた。(6月21日・北日本新聞社)
自民党が一枚岩で戦うことは難しくなったとのこと。
保守王国・富山県の知事選挙が、保守分裂で争われることが確実になりました!
富山県知事選挙に対するツイッターの反応
富山県知事選挙で石井氏か新田氏かどちらを支持するか非公表やあいまいな態度をとっている県議会議員(議長と副議長は除く)には正直期待できない
後援会に忖度しているのだろうけれど、きちんと自分の意見はしっかりと表明すべきだと思う— 西塔@とやまシェア (@nort888) June 7, 2020
都知事選とは比較にならないでしょうが、秋の富山県知事選挙も熱くなりそう。なにしろ、約50年ぶり(?)の保守分裂選挙。屈指の「保守王国」ですが、自民党の推薦だけでは勝てない時代になるでしょうか…。
— yanagippara (@pixynobu) June 16, 2020
富山県知事選挙が、自民党富山市連 VS ほかの市連の戦いに突入してきたぷ~ まさしくの試練だぷ~ pic.twitter.com/tSRiFgc26K
— とやまくん (@toyamap) June 21, 2020
見事なまでに、シルバー民主主義。若い人がほとんどいない。
これまでの富山県知事選挙の多くは、自民党県連が決めてきたようなもの。
本来、都道府県知事というトップリーダーは、県民が選ぶべきものです。— 伊藤 建(たける)@富山 (@itotakeru) July 18, 2020
「保守王国」富山県。いま自民党を割って、激しいつばぜり合いが繰り広げられています。何が起きているのでしょうか。#政治マガジン https://t.co/SPPJzUMGTg
— NHKニュース (@nhk_news) August 26, 2020
NHKも興味しんしん。
50年ぶりとも言われる保守分裂選挙に対し、少しずつ有権者の興味も増してきているようです!
まとめ
- 任期満了に伴う富山県知事選挙は、10月8日告示、25日投開票と決定
- 5選を狙う現職と新人の保守分裂選挙が確実
- 自民党富山県連は現職の推薦を決定
- 自民党高岡市連は県連と同じく現職の推薦を決定
- 自民党富山市連は事実上の自主投票を決定
長く県政に君臨してきた高齢の現職・石井隆一氏に対し、企業の経営者だった新人の新田八朗氏が挑戦する構図です。
2020年富山県知事選挙にはこのほか、共産党系の市民団体と富山維新の会がそれぞれが候補者を擁立する予定とのこと。
これからの3ヶ月間、熱い戦いが繰り広げられそう。
真断なくウォッチ していきたいと思います!
追記:8月27日
富山県知事選挙への候補者擁立を目指していた日本維新の会は26日、独自候補者の擁立を見送ることを決定。
新人の新田八朗氏を支援する方針を固めました。
【富山県知事選挙】
富山維新の会
新田八朗(新人・前日本海ガス社長)
の【支援】を決定‼️
我々の県政運営の指針である「富山維新の会・令和新時代の県政ビジョン」を新田氏サイドの賛同が確認でき、改革派の一本化を図ることにしました(柴田巧議員ブログ)#富山県知事選 #吉田豊史 #柴田巧 pic.twitter.com/fN5R1MgFvQ
— 河原町通⛅OSAKA⭐️ (@NEW_OSAKA_KYOTO) August 26, 2020
維新の富山県総支部は、6月から候補者擁立を模索していましたが、「改革が必要という点で新田氏と一致点が見出せた」として、かねて支援を要請していた新田八朗氏の支持に回ることにしたもの。
新田氏自身の意向を踏まえ、推薦は出さない模様です。(北陸中日新聞・8月27日)
これにより10月25日投開票の富山県知事選挙は、保守系の2人と8月下旬に共産党県委員会が擁立する候補者の3人で争われることがほぼ確定しました。
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