2020年の富山県知事選挙は、10月8日告示・10月25日投開票。
現職の石井隆一氏と、無所属の新人で自民党参議院議員高橋はるみ氏の実弟である新田八朗氏が争う保守分裂選挙であることが確定しています。
74歳と高齢ながら5期目をねらう現職の石井隆一氏とはどんな方なのでしょうか。
調べてみました。
目次
石井隆一氏のプロフィール
生年月日 | 1945年(昭和20年)12月15日 |
出身地 | 富山県富山市西町 |
家族 | 妻(大学教授)・長男(公務員) |
趣味 | ジョギング、サイクリング、サッカー、読書、演劇・音楽鑑賞 |
座右の銘 | 「一隅を照らす」 |
好きな曲 | 「ふるさとの歌」「我が人生に悔いなし」 |
石井隆一氏は、2004年11月に前の富山県知事である中沖豊氏の後任候補として富山県知事選挙に無所属で立候補し、初当選。
以来、2008年、2012年、2016年と順調に再選を重ねてきました。
現在、保守分裂選挙となる2020年の知事選挙5選に向けて活動中です。
石井隆一氏の学歴と経歴
富山大学教育学部附属小学校 | |
富山大学教育学部附属中学校 | |
1965年(昭和44年) | 県立富山中部高等学校卒業 |
1969年(平成3年)6月 | 東京大学法学部卒業 |
同年7月 | 自治省入省 |
1991年(平成3年) | 静岡県総務部長 |
1994年(平成6年) | 自治省財政課長 |
1995年(平成7年) | 地方分権推進委員会事務局次長 |
1997年(平成9年) | 自治省大臣官房審議官 |
1998年(平成10年) | 自治省財政担当審議官 |
1999年(平成11年) | 自治省税務局長 |
2001年(平成13年) | 総務省自治税務局長 |
2002年(平成14年) | 総務省消防庁長官 |
2003年(平成15年) | 早稲田大学大学院客員教授(〜平成18年) |
2004年(平成16年) | 総務省消防庁長官を退官 |
同年1月 | 市町村職員中央研修所学長 |
同年8月 | 市町村職員中央研修所学長を退職 |
同年11月 | 富山県知事選挙に立候補・初当選 |
2008年(平成20年) | 富山県知事再選 |
2012年(平成24年) | 全国知事会地方税財政常任委員会委員長 |
同年11月 | 富山県知事3選 |
2013年(平成25年) | 政府税制調査会特別委員 |
2016年(平成28年) | 富山県知事4選 |
以上が石井隆一氏の学歴と経歴です。
なんとまぶしい学歴・経歴でありましょうか。まさにピッカピカのエリート。
後光が差して見えるほどです。
ちなみに、出身高校である富山県立中部高等学校の偏差値は69〜71。(「みんなの高校情報」より)
出身大学である東京大学法学部(文科一類)の偏差値は67.0。(「みんなの大学情報」より)
文系としてはこれ以上はないほどの学歴にふさわしい、超優秀な国家公務員としての王道を歩んできた方と言えそうです。
石井隆一氏には3冊の著書があります。
- 『地方分権時代の自治体と防災・危機管理』(近代消防社、2004年8月)
- 『分権型社会の創造―希望の明日に向けて』(万葉舎、2005年9月)
- 『「元気とやま塾」入門 ― 高志の国と世界を結ぶ』(北日本新聞社、2012年6月)
また、氏の公式ホームページから入れる「石井たかかずブログ『高志の国から、徒然日記』」というブログを運営中です。
知事としての忙しい日々を縫って文章を書き記す活動も活発に継続。
ご立派です。
石井隆一氏の年収と資産状況
富山県知事としての石井隆一氏の所得は公開されています。
北日本新聞社は、2019年の石井富山県知事の所得総額を2064万円と公表しています。
また、2020年7月1日付けの中日新聞は石井隆一知事の総所得を2067万円と報じています。
石井隆一知事は、期末手当が三・三五カ月分から三・四カ月分へ増額したため給与所得が十万円増えた。他にも、原稿料や講演料などの雑所得が七万円あった。(中日新聞・7月1日)
諸事情により、去年よりも年収が増えたということですね。
資産状況についてははっきりとした記述は発見できませんでした。
唯一、北日本新聞社が「石井隆一知事の預金は790万円」と報じた記事の一端を垣間見ることができました。
コレだけということはないのかもしれませんが、比較的庶民的な貯金額のような気もします。
石井隆一氏のご家族
石井隆一氏は、奥様と国家公務員のご長男の三人家族。
石井たかかず後援会ホームページでは奥様のお名前も公開されています。
それによると、石井隆一氏の奥様のお名前は石井志保子さん。
有名な数学者であり、東京大学名誉教授などを歴任するほどの方でした。
石井志保子氏のプロフィール
- 富山県高岡市生まれ
- 東京女子大学文理学部数理学科卒業
- 早稲田大学大学院修士課程
- 東京都立大学大学院理学研究科数学専攻博士課程単位取得満期退学
- 九州大学助手
- 東京工業大学理学部助教授
- 同大学大学院数理科学研究科教授
- 東京女子大学特任教授
- 東京大学名誉教授
- 清華大学教授
- 1995年 猿橋賞受賞
- 2011年日本数学会代数学賞受
猿橋賞受賞。‥天才ですね。
超エリートの旦那さまと天才数学者の奥様。
まるでマンガみたいな設定ですがリアルなんですよねこの方々。
ため息が出るような経歴のご夫妻のご長男も、きっと優秀な方に違いありません!
まとめ
- 富山県知事現職で5選を狙う石井隆一氏は1945年生まれの74歳
- 東京大学法学部卒業後、国家公務員として順調にキャリアを重ねてきた超エリート
- 富山県知事としての所得は年収2000万円超
- 石井隆一氏の妻は猿橋賞受賞者で大学教授などを歴任する数学者の石井志保子氏
- ご長男は国家公務員
ラクダは考える
それにしても、世の中にはものすごいご夫婦がいたものです。
県知事の夫と、数学者の妻。
彼らの目にはごく普通の人々の暮らしや生活はどのように写っているのでしょうか。
7月20日公開の記事「新田八朗氏のプロフィールと家族構成」では、豊かな人生を謳歌する挑戦者・新田八朗氏の恵まれたプロフィールをご紹介しました。
本記事の主人公・石井隆一氏は、逆に選び抜かれたエリートの出世街道をひたすらに歩んできたお方という印象。
もしや、今回の保守分裂の富山県知事選挙は「超エリートvs.超富裕層」のバトル?σ(^_^;)
それほどに華麗な闘いであります。
もちろん、争点はそこだけではないはず。お二人の政策を知りたいと思います。
また今後、別の候補者が現れればさらに選挙戦は複雑なものになっていくと思われます。
引き続き、注視していきたいと思います!
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