駿台予備校と河合塾は、大学受験のための二大予備校。どちらも知名度があり、高い合格実績を誇っています。
大学受験を意識する高校生の皆さんなら当然ご存知のハズ。
ところでこの二校、どんな違いがあるのでしょうか。
あなたの志望校に現役で合格するには、どっちに通うのがいいのでしょうか?
わかっているようで意外と知らない両校の違いを、授業形態やサポート体制、設備や欠席時のフォローなど、様々な観点から比較してみました。
ぜひ参考にしてみてくださいね!(^○^)
目次
駿台予備校と河合塾の比較
両校の現役クラスの特徴を、わかりやすいように表にしてみました。費用は税込みの金額です。
駿台予備校 現役フロンティア | 河合塾 現役グリーンコース | |
授業時間 | 50分 | 90分 |
座席 | 固定席 | 自由席 |
校舎 | 34校舎 | 52校舎 |
学習支援 |
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欠席時フォロー | オンデマンド欠席フォローシステム | 別曜日・他校舎での振り替え受講 |
ITCサービス |
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特典 |
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入学金 | 30,000円 | 33,000円 |
授業料目安 | 約18〜19万円/1教科 | 12〜15万円/1教科(サポート料別)✳︎ |
特徴 |
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✳︎河合塾のサポート料は、高1、2生 3,300円/月・高3生 6050円/月
特徴
駿台予備校
- 1コマ50分授業・固定座席・席替えあり
- 有名講師による質の高い授業
- 理系・医学部医学科合格に強み
- 比較的学力の高い生徒が集まる傾向
駿台予備校の授業は高校の授業時間と同じ50分。「生徒の集中力が途切れない」ことを最大限考慮して設定しています。
長時間集中力の続きにくい人や途中でお腹の空く人には安心。(^○^)
ただどうしても授業内容が細切れになりやすく、予習復習をしっかりすることが求められます。
座席はあらかじめ決まっており、毎回の席取りに神経を使う必要がないのは良いですね。
ただ小柄な人の前に背の高い人が座ると、先生の姿が見えにくくなることはあり得ます。
時々席替えがあるので、小柄な人や目の悪い人は配慮を申し出るのも一つの手。
駿台予備校には、多くの有名講師が存在します。
特に一部の人気講師は「神」と呼ばれるほどのカリスマを持ち、学びの本質に触れるような質の高い授業が行われていることで有名。
カリスマ講師とはいっても決して派手なパフォーマンスに走ることはなく、「生徒にわからせる」ことにかけてのプロ集団として厚い信頼を集めています。
駿台予備校には、どちらかというと理系学部や医学部医学科を志望する生徒が多く、同じ志を持ち切磋琢磨する友人が出来やすいという特徴も。
駿台予備校の授業は、希望すれば体験することができます。
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河合塾
- 1コマ90分授業・自由席
- オリジナルテキストによる優れた受験メソッド
- 難関私立文系学部合格に強み
- 比較的幅広い学力の生徒が集まる傾向
河合塾の授業時間は1コマ90分が基本で、これは「難関大学の9割超は入試時間が90分以上だから」との理由によるもの。
入試本番でも集中力を90分間持続させるためにそのように設定されているわけですね。
集中力の続きにくい人には慣れるまでちょっと大変ですが、英語長文など時間のかかる授業を1コマで終了できるという利点があります。
河合塾の授業では、座席は決まっておらず、基本的に良い席は早い者勝ちとなります。
その日の気分によって席を自由に決められる良さはありますが、学校が遠方などで到着時間が遅れがちな人にはやや不利かも。
そのかわり、仲の良い友達と一緒に授業を受けられるので安心感がありますね。
河合塾のオリジナルテキストには定評があり、「受験にはこれさえやっておけばOK」とする声もあるほどに高い評価を得ています。
受講生の幅は広く、難関大学受験生から中堅・下位大学志望者まで様々な学力の生徒がいます。
「意識の高い受験生ばかりで疲れる」心配はありませんが、志望校に受かるためには他人の動向に流されない強いモチベーションが必要となるでしょう。
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それぞれの予備校の全体的な特徴としては、駿台予備校が講師の質の高さで勝負するのに対し、河合塾は受験メソッドに自信を持っているという印象です。
欠席時フォロー
駿台予備校では、OD(オンデマンド)欠席フォローシステムを採用。
やむを得ない理由で欠席した時は、通っている校舎での授業録画を視聴することができます。
ライブ授業を受けることはできませんが、自分のスケジュールに合わせて時間予約し、受講校舎でいつもの講師の授業を視聴できる良さがあります。
また駿台生の「マイページ」から自宅で視聴することも可能。
河合塾では、やむを得ない理由で欠席した場合、違う曜日や校舎での同じ内容の授業に振り替えることができます。
休んでもライブ授業が受けられるメリットがありますが、別の校舎にいくのが面倒だったり時間が合わない場合も。
その場合はウェブで演習問題の解答を閲覧し自習することができます。
それぞれ一長一短ですが、ライブ授業にこだわる人には河合塾がおすすめ。
忙しくてスケジュールがタイトな人や、いつもの講師の授業の方がわかりやすいと感じる人には駿台予備校のシステムが便利といえそうです。
学習支援
駿台予備校
駿台予備校には「学習コーチングメソッド」というものがあります。
最新の入試データを持った「進路アドバイザー」と、駿台OB・OGによる「クラスリーダー」がいつでも進路相談に乗ってくれます。
特にこの「クラスリーダー」は頼りになる存在。
私事ではありますが管理人ラクダの子供が駿台に通っていたときにはずいぶんお世話になりました♪( ´▽`)
頼りになる先輩であり、若いクラス担任のようなイメージでしょうか。
勉強のことだけでなく学校生活の悩みまで聞いて励ましてもらいました。この場を借りてお礼を申し上げたいと思います(遅)。
さらなる学習支援として、駿台予備校の複数のITCシステムをあげることができます。
特にオンライン質問アプリ「manabo 」、最先端AI学習システム「atama +」は優れもの。
詳細はウェブサイトを見ていただくとして(難しいので逃げたσ(^_^;))さすが駿台予備校!と唸るような先進的なシステムが標準装備されています。
このあたり、やはり駿台は理系のノリを強く感じますね。
河合塾
河合塾には、手厚い「フェローシステム」というものがあります。
フェローとは講師や大学院生を中心とする学習アドバイザーのことで、1人20分間の枠内であればマンツーマンで質問することができます。
受講科目だけでなく小論文や模試の復習、その他学習全般にわたる質問が可能な汎用性の高いシステムとなっています。
また「チューター」と呼ばれる支援者に、毎日の学習に関わることや進路に対する漠然とした悩みなどを相談することも可能です。
河合塾には先生向けの「Qubena(キュビナ)」、AIオンライン教材「河合塾ONE」、AI学習ツール「モノグサ」と呼ばれるICTシステムがあります。
詳細は河合塾のウェブサイトにてご確認下さいね。(^_−)−☆
授業料
授業料は表に挙げた通り、入会金以外は駿台予備校が高いように見えます。
ただ河合塾は「塾生サポート料」が必要で、高校3年次はこれが6050円/月ですので、結果的には塾ごとの大きな差はないといえるでしょう。
どの大学を志望し、どの講座をどれくらい受講するかによって費用は変わってくるということですね。
また校舎ごとの違いもあります。首都圏では学費も高くなる傾向があるのは致し方ないところ。
やはり、駿台や河合塾の手厚いサポートや良好な学習環境を得るためには、ある程度の出費は覚悟する必要がありそうです。
駿台予備校と河合塾のメリットとデメリット
駿台予備校と河合塾、それぞれのメリットとデメリットを、わかりやすいように表にしてみました。
メリット | デメリット | |
駿台予備校 |
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河合塾 |
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以下のように集約できます。
- 駿台予備校・河合塾ともにそれぞれの強みや傾向がある
- 切磋琢磨しながら国立理系など上位大学を目指すなら駿台予備校がおすすめ
- マイペースで自由度の高い受験をするなら河合塾がおすすめ
各予備校にはそれぞれのクセというか、強みや傾向が存在する模様です。
やはり通うことになるあなた自身の目で、しっかりとしたリサーチをする必要がありそう。
無料で行われる説明会や体験授業などには、ぜひ積極的に参加してみてくださいね。
まとめ
駿台予備校と河合塾、それぞれの特徴やサポートシステム、欠席時のフォローアップ、強みや傾向などをお伝えしました。
ここでまたまた私事なのですが、当ブログの管理人ラクダの子供は何年か前に駿台予備校の高校生クラスにお世話になり、無事に国立大学合格を果たしました。
お世辞にも優秀とはいえないウチの子供ですら国立大学合格に導けるような、さすが駿台予備校だなあと思わせられることがいくつかありました。
(だからってこの記事でヒイキをしているわけじゃありませんよ〜σ(^_^;))
いずれ、その辺りのことも記事にまとめたいと思っています。
駿台予備校と河合塾は、それぞれ素晴らしい合格実績を出しています。
この記事をお読みくださったあなたが、しっかりとご自分の目で判断し、後悔のない大学受験をされることを心から願っています!*\(^o^)/*