フラダンスの魅力の秘密とは？人気の理由と最大のメリットを元インストラクターが解説！

フラ（ダンス）は、日本では非常に人気のある踊りであり、習い事です。

一説には日本のフラダンス人口は200万人とも言われ、本場のハワイ以上の巨大なマーケットを形成しています。

フラダンスの魅力とは果たして何なのでしょうか。なぜ私たち日本人はこれほどまでにフラに惹かれるのでしょうか。

フラにハマって約12年・元インストラクターの管理人が伝える、フラの魅力と人気の秘密、そしてその絶大なメリット。

迷っているあなたも、この記事を読めば今日からフラシスターの仲間入りです！

フラダンスの魅力の秘密

フラ（ダンス）の魅力の秘密は何でしょう？ちょっと考えてみました。

優雅さと気品

フラに興味のある人もない人も、一様に認めるのはその優雅さと気品ではないでしょうか。

フラはもともと、ハワイの神々に捧げる神事であり、神聖なものでした。

単なる踊りというよりも、宗教的な要素を持つ古典芸能という側面があるわけです。

厳しいルールや戒律に基づいた踊りであるからこそ、品格や優雅さが滲み出て来るのかもしれませんね。

衣装や装飾品の華やかさ

フラダンサーの装いは、とても華やか。

ダンサーたちは色とりどりの衣装やパウ（スカート）で装い、胸元にはレイ、髪にも花が飾られているのが特徴です。

衣装と装飾品にはそれぞれ意味があり、踊りとともに歌詞の内容を伝える役割を果たします。

ただ派手なだけではなく、深い理由が独特の装いに意味を持たせているわけです。

群舞の美しさ

フラは多くの場合群舞として踊られます。

大勢のダンサーが、呼吸を合わせて一糸乱れぬ踊りを披露する光景はまさに圧巻。

フラの大会（コンペティション）ともなれば、数十人のダンサーが複雑なフォーメーション（陣形）を繰り広げながら技術を競います。

群舞として完成されたフラは美しいだけでなく迫力があり、見応え十分です。

フラダンスの人気の理由

フラダンスの魅力の秘密がわかったところで、日本においてこれほどまでに人気を得た理由を考えてみました。

ハワイへの憧れ

今も昔も、ハワイは日本人にとって憧れの地。

昔々の1961年、「トリスを飲んでHawaiiへ行こう！」というキャンペーンが寿屋（現サントリーホールディングス）によって行われました。

このキャッチコピーは爆発的な流行語となり、当時の庶民にとっていかにハワイが憧れの地であったかが伺えます。

それでも1ドル＝360円という為替レートのせいもあり、1964年に海外観光旅行が自由化されてからも一般人にっとってハワイは高嶺の花でした。

時は流れて21世紀の今もなお、人気海外旅行先アンケートでは常に上位を占め、特に年末年始の海外旅行先としては2021年もダントツ一位をキープ。（エクスペディア調べ）

エクスペディア プレスリリース

ハワイ州の観光戦略の効果もあってハワイ＝フラダンスという図式が日本で広まるにつれ、ハワイに憧れつつフラダンスのエッセンスにも触れたいとする日本人が少なくないと考えられます。

ハワイと日本との共通項

遠く離れたハワイと日本ですが、実は共通項が意外と多いのです。

海に囲まれた環境

何よりの共通点は、ハワイも日本も四方を海に囲まれていること。

もちろん日本はハワイよりずっと大きく海のない県もありますが、それでも古来から私たち日本人は海藻を採り魚を獲って日々の糧としてきました。

ハワイの人々も同じように海藻と魚は大切な栄養源で、特に海藻が出てくるフラの名曲は多いです。

また、波の音を聞いていると安らぎますよね。もともと生き物は全て海に住んでいたので懐かしい気分になるのかもしれません。

ハワイアンと日本人は、そんな自然そのものである海を常に身近に感じる環境で暮らしているという点で共通点があるのです。

多神教

日本には「八百万の神様」。ハワイにもたくさんの神様がいて、多くの神話が伝わっています。

管理人はハワイの神話に触れるたび、「どこの神様も一緒だなあ（笑）」なんて思ったこともしばしば。

キリスト教のような一神教と多神教では、その宗教を重んじる民族の特性に大いに関係があり、特に西欧世界との差異につながります。

ハワイと日本との、実は最も大きな共通点と言えるかもしれません。

家族主義的な価値観

これもハワイと日本が似ている点です。

戦前の日本では、長く「家」を大切にすることが是とされてきました。確かに大河ドラマなど観ていると、武将たちは「お家」のために戦っていますよね。

ハワイアンもまた、家族をとても大切にします。

ハワイのフラの名門ハラウ（教室）は、代々家族で運営、継承していくのが普通です。

とかく現代の日本では「古臭い」として敬遠されがちな家族主義的な価値観が、ハワイの一部の人々の中にはまだ生きているのです。

協調性

協調性とは、「異なった環境や立場に存する複数の者が互いに助け合ったり譲り合ったりしながら同じ目標に向かって任務を遂行する性質」（wikipedia）。

まさに日本人の得意とするところです。

そして前項でふれた通り、フラを踊る時はほとんどが群舞。

よって、あまりにもマイペースすぎる人や自由すぎる人はややフラには向かないという現実が。

ただ、フラを踊れないほどに自由すぎるような日本人は、実際はそれほど多くはないでしょう。

自分一人が輝くのではなく、仲間と協力しながら他人と同調し呼吸を合わせ、ひとつの作品を形作っていく。

これこそがフラの醍醐味であり、楽しさややりがいの源泉。　そして、日本人の強みである協調性が発揮できる踊りというわけです。

フラダンスの一番のメリット

人気の理由がわかったところで、フラダンスを踊ることの直接的なメリットとは何でしょうか？

一般的なフラのメリットはこちらの記事からどうぞ↓

その他考えられるフラのメリットとして、一番大きなものは「笑顔で踊ること」です。

フラダンスと他のダンスの大きな違いは、ごく一部の例外をのぞいて「常に笑顔で踊ること」です。

悲しい内容の歌であっても、短調の曲であっても、程度の差はあれどんな時にも常に笑顔で踊るダンスというのは珍しいのではないでしょうか。

そして、近年の研究により、医学的にも心理学的にも「笑顔」の効能は広く知られることとなりました。

フラダンスの曲はそこそこ長く、短いもので2分半くらいから。長い曲では4分を超えるものも珍しくありません。

その間、ず〜〜〜っと歯を出して笑顔で踊りきるのはかなり大変。慣れないうちはほとんど苦行と感じる人も。

それでも、無理やり口角を上げ、歯を見せて踊っていると、確かに嫌なことも忘れ、些細なトラブルなどは気にならなくなるという不思議な感覚を味わうことができます。

これこそが笑顔の効能であり、フラで得られる「癒し効果」の最たるもの。

「笑顔をつくること」「笑顔で踊ること」こそがフラを学び踊ることの最大のメリットであり、全ての人におすすめしたくなる理由なんです。

まとめ

フラダンスの魅力の秘密と日本人に愛される理由、フラを踊ることの一番のメリットについてお伝えしました。

管理人・ラクダがフラを始めたのはスポーツジムにフラダンスのクラスがあったから。

レッスン受け放題だし、出てみるか〜というごく軽い気持ちで始めてみたのでした。

以来どっぷりハマりまくって人生まで変わってしまったような♪( ´▽｀)

フラをやっててよかった！と思うことは多く、特に笑顔で踊ることは何にも勝るストレス解消になります。

この記事を読んで下さったあなたも、ぜひフラを始めてみませんか？

自然と毎日が楽しく前向きになり、楽しいことが増えること請け合いです♪

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