任期満了に伴う2021年静岡県知事選挙は6月3日告示、20日に投開票の日程で行われます。
自由民主党静岡県連は5月10日、、岩井茂樹国土交通副大臣(参議院議員静岡選挙区・52)の推薦を自民党本部に上申。
党本部は12日、正式に岩井氏の推薦を発表しました。
静岡県知事選挙は、現職の川勝平太知事が4選を狙い無所属での立候補を正式に表明したばかり。
告示まで2ヶ月をきりながら川勝氏以外に誰も意欲を示す候補者のいない異例の事態が続いていましたが、にわかに慌ただしい展開となってきました。
リニア 建設に反対の立場を取る川勝氏との事実上の一騎討ちが決まった岩井茂樹氏。
一体どんな政治家なのでしょうか? 調査してみました!
目次
岩井茂樹氏のプロフィール
出生と学歴
1968年6月2日 | 愛知県名古屋市生まれ |
都立戸山高校卒業 | |
国立福井大学卒業 | |
国立名古屋大学大学院卒業(工学研究科地圏環境工学科専攻) |
以上が岩井茂樹氏の学歴です。
卒業した小中学校名、及び高校・大学の卒業年度の情報は現時点で得られませんでした。
都立戸山高校の偏差値は72(みんなの高校情報)。2020年度の進学実績は東京大学12人、旧帝大+一橋&東京工大に41人を送り込んでいる進学校です。
卒業生にはスポーツライターの乙武洋匡氏、マンガ作品「黒子のバスケ」の作者藤巻忠俊氏、経済アナリストの森永卓郎氏がいます。
国立福井大学工学部の偏差値は47.5。
高くないように思えますが国立大学の偏差値は受験科目数が多いため私立大学より低めに出ます。
国際政治学者の若泉敬氏、元建設大臣の坪川信三氏、衆議院議員の左藤章氏を輩出しています。
経歴
1996年4月 | 前田建設工業入社 |
2004年10月 | 同社退職 |
同年11月〜2007年7月 | 参議院議員岩井國臣氏(父)議員秘書 |
2006年4月〜2010年3月 | 富士常葉大学非常勤講師 |
2009年10月 | 公募により参議院静岡県選出補欠選挙の候補者に選出され立候補・落選 |
同年12月 | 自民党県連大会において第22回参議院議員通常選挙静岡選挙区候補者として公認 |
2010年7月 | 第22回参議院議員通常選挙 静岡選挙区に初当選 |
2014年9月 | 経済産業大臣政務官 兼内閣府大臣政務官 兼復興大臣政務官に就任(第2次安倍内閣) |
2016年8月 | 第24回参議院議員通常選挙で再選、参議院政府開発援助等特別委員長 |
2017年9月 | 参議院農林水産委員長 |
2020年9月 | 国土交通副大臣 兼内閣府副大臣 兼復興副大臣(菅義偉内閣)就任 |
以上が岩井茂樹氏の経歴です。
建設会社を退職した後は、お父さんの下で秘書をしながらひたすら政治家になるべく勉強していた様が伺えます。
静岡県選出補欠選挙で惜敗した後すぐに自民党から公認されるとは、やはり政治家としての資質に恵まれていたと見るのが妥当でしょうか。
当選してからは順風満帆。
現在は国土交通副大臣などのほか経済産業委員会理事に就任しています。
趣味と特技
趣味 | スキューバダイビング、陶芸、バスケットボール |
特技 | 水泳(ジュニアオリンピック出場) |
身長・体重 | 183cm、85kg |
血液型 | O型 |
ご家族 | 5歳のお子さんが一人 |
以上が岩井氏の基本データです。
岩井氏は5歳のお子さんがいることを公言しています。奥様に関する情報は現時点で得られていません。
判明次第追記して参ります。
岩井茂樹氏の政策
岩井茂樹氏の基本政策は「保守」であるといえます。
ポイント
- 第22回参議院議員選挙では「保守一徹」を掲げ、神道政治連盟の支援を受けて当選
- 2010年に行われた選択的夫婦別姓制度の導入を問うアンケートでは「反対」の立場
- 2021年に地方議員に対して送られた選択的夫婦別姓制度導入に反対する文書に名を連ねる
- 憲法改正に賛成
- 神社本庁の関係団体「神道政治連盟国会議員懇談会」に所属
上記のうち、2021年の「選択的夫婦別姓制度」導入反対を求める自民党有志のメンバーは、丸川珠代氏はじめ
- 青山周平氏
- 杉田水脈氏
- 片山さつき氏
- 山谷えり子氏
といったバリバリ保守のメンバー。
現職の静岡県知事・川勝平太氏とは正反対のスタンスで、活発な選挙戦となりそうです。
岩井茂樹氏の評判
6月の静岡県知事選挙に岩井茂樹参院議員が立候補することになり、自民党県連として待望の候補者を擁立できた。現職の川勝知事はJRに対し個人的怨嗟からリニア新幹線の工事着工の許可を認めず、2027年の開業に影響が出ている。また習近平に近い中国寄りの姿勢であり、絶対に4選を許してはならない。
— tosuch55@hotmail.com (@tosuch55) April 14, 2021
静岡県知事選…反川勝、自民県連擁候補は、参議院議員の岩井茂樹さんかあ、、、本気で勝つなら、上川陽子さんしかいないと思うけれど。。。
— yoiche (@kazueimaya) April 13, 2021
静岡県知事選について。
東部からは岩井茂樹参議院議員。ものすごく低姿勢で平民の私の話もしっかり聞いてくれる
県知事になったら熱いなぁ。
ものすごく尊敬してるかたです。
ただ、西部中部での知名度ってどうなんだろうなぁ今のかっぺいたよりもふさわしいと思います。
— ののタロウ@PWなう (@nono_shizuoka) April 15, 2021
ツイッターで「静岡県知事選挙」で検索して出てきたツイートをざっと見た限り、高齢で「リニア 阻止」のみにこだわる川勝氏よりも、若い岩井氏に期待したいとの声が優勢でした。
事実上の一騎討ちとみられるこの勝負、面白くなってきましたよ!(^○^)
まとめ
- 2021年静岡県知事選挙において、自民党が参議院議員の岩井茂樹氏を擁立する方針
- 岩井氏も意欲を示している模様
- 岩井茂樹氏は名古屋大学大学院卒業で岩井國臣氏の子息
- 國臣氏の下で議員秘書の経験を積んだのち参議院議員選挙に立候補、当選
- 第2次安倍内閣で経済産業大臣政務官、菅義偉内閣で国土交通副大臣などを歴任
- 4選を狙う現職の川勝平太氏に対し事実上の一騎討ちとなる見込み
2021年の静岡県知事選挙において、自由民主党が擁立する見込みとなった岩井茂樹氏についてお伝えしました。
新しい情報が得られ次第追記して参りたいと思います!
現職の川勝平太氏に関する記事はこちらから↓
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川勝平太氏のプロフィール|リニア反対が旗印!2021年静岡県知事選挙4選を狙う現職の評判は?(加筆あり)
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